Stay Homeで落ちた体力を取り戻そう

緊急事態宣言も解除され、これまでの生活に徐々に戻り始めていきそうですね。

在宅勤務を続けてこられた人は、出社勤務に向けて体の調子を整えていきましょう。運動を除く、日常生活で体を動かすことで消費するエネルギーのことをニートNEAT(non-exercise activity thermogenesis)といいます。

出社勤務では、運動をしていなくても、仕事がデスクワークでも、会社までの往復だけでエネルギーを消費しています。また、トイレに行くにも、会社では自宅より確実にトイレまでの距離が遠いはず。在宅勤務では、ニートが確実に減っています。

以前から歩数をチェックしていた人は、在宅勤務になってからの歩数の少なさに愕然とされたかもしれません。

歩数のチェックをしたことがない人は、10分歩くと約1000歩なので、自宅から駅まで、駅から会社まで、電車の乗り換えなどで歩く時間を考えると通勤での歩数はおおよそ把握できます。もし、6000歩程度、歩数が減っていたら、ご飯軽く1杯位は消費エネルギー量が減っています。体重計で体重の確認もお忘れなく。

座った状態に比べ、歩く動作は、体の負荷が約3倍、立つだけでも自分の体重を支えるために約2倍の負荷がかかっています。在宅勤務では、日常生活での体の負荷も少なくなっているため、筋肉の持久力などの衰えや、座る時間が長いために、関節が固くなって柔軟性が低下している可能性が十分考えられます。

手軽に運動ができるいろいろな動画も配信されていますので、楽しんでできるものを見つけて仕事の合間にできることから始めましょう。ただし、自分が思っている以上に体の機能が落ちている場合がありますので、運動前には体の状態を確認して、いきなり強度の高い運動は禁物です。