フレイルを予防する食事

前回、誰かの助けが必要になりやすい虚弱な状態=フレイルについて取り上げましたが、今回は、そのフレイルを予防する食事についてお伝えします。

人によってライフスタイルが違うように、必要な食事の量と内容は違います。

足りているかどうかは、体重で判断します(前回の低栄養の判断基準となるBMIをご参照ください)。

ダイエットをしている訳でもないのに、半年間で2~3㎏以上も体重が減少している場合は、必要なだけの食事がとれていない可能性があります。

また、体重は減っていないけれど、活動量が少なく、食事が偏っていることで、筋肉が極端に少なくなってきている場合も心配です。

【フレイル予防の食事のポイント】

フレイルを予防するための栄養を充足させるためには、

朝・昼・夕の3食を食べる 一度にあまり食べられない場合には間食で補う

補食としての間食は、食事で足りないものを補うのが目的なので、お菓子でも構いませんが、果物、ナッツ、卵や乳製品など栄養価が高い食品を含むものがおススメです。

それぞれの食事に、ごはん、パン、麺類などの主食とおかず(主菜と野菜料理)を組み合わせる

今食べている量で、維持したい体重がキープできていれば主食の量は、適量になっています。体重を減らしたい人は少なめにするなど、主食を加減することでカロリーを調整します。

おかずは、下記のさあにぎやか(に)いただくの食材が毎日7つ以上そろっているのが理想的です。これらの食品の食べたい目安量は、油を使った料理以外、痩せている、太っているに関わらず同じになります。

1日7つ以上、食べたい量を食べることができているかチェックしてみてください。