夏バテ予防にはたんぱく質の食材
本格的な暑さが急に始まりました。
暑すぎて食欲が落ちると、ソーメンなどの食べやすい炭水化物に偏りがちになりますね。この季節になると思い出すのは友人のエピソードです。
暑さで、毎日、ソーメンと乳酸飲料だけで過ごしていたら動けなくなってしまい、病院に行ったところ、ドクターから栄養失調だと言われたそうです。ちょっとぽっちゃり気味の彼女曰く「この体で栄養失調だなんて信じられない!」
ソーメンと乳酸飲料の栄養成分は主に炭水化物で、炭水化物をエネルギーとして体が使うには、ビタミンB1が必要です。エネルギーが作られないと、力も沸いてこないし、使われなかった炭水化物は脂肪として蓄えられます。ビタミンB1は野菜にも含まれますが、効率よくとるには、肉(特に豚肉には多く含まれています)や魚、大豆製品などのたんぱく質の食材がおススメです。
昔から食べられている夏バテ防止の食材、ウナギには、このビタミンB1がとても豊富です。夏バテ予防のために、毎日ウナギという訳にはいきませんので、毎回の食事で、たんぱく質の食材を取ることを意識してみましょう。そこに体を冷やすなどの効果もある夏野菜をプラスすると栄養バランスはさらにアップします!
たんぱく質と野菜のとれるそうめんのつけダレをご紹介します。お試しください。
■担々麺風ダレ
【材料】(2人前)
- 練りゴマ 大さじ1
- 絹ごし豆腐1/3丁
- 3倍濃縮麺つゆ 30cc
- 水60cc
【作り方】
- 豆腐を泡立て器で滑らかにつぶし、練りゴマ、麺つゆと水を加えて良く混ぜる
- お好みで中華の粉山椒、ラー油、ゴマ油 ※たんぱく質強化のトッピング
- 豚肉そぼろ 生姜、にんにく、挽肉を炒めて、甘辛く味付け お好みで豆板醤を加える
■ツナ&トマト
【材料】(2人前)
- ノンオイルタイプのツナフレーク お好みの量
- トマト 1個
- 玉ねぎ 1/8個
- 3倍濃縮麺つゆ 30cc
【作り方】
- 麺つゆ、トマトと玉ねぎを細かい塊が残る程度にミキサーにかけたものと、ツナを汁ごと加えて混ぜる
- ミキサーがなければトマトと玉ねぎを細かく刻んでもよい
<おススメの夏野菜のトッピング>
- トマト 薄切り、お好みの大きさの角切りでも
- オクラ 軽くゆでて(電子レンジでもOK)輪切り
- きゅうり千切り、すりおろしでも
- 大葉、みょうが 千切り
- モロヘイヤ 軽くゆでて(電子レンジでもOK)千切り
- なす、ズッキーニ、かぼちゃ、ピーマン 天ぷらで