インフルエンザ予防には水分補給も大切

現在インフルエンザが流行していいますが、この勢いは、まだしばらく続きそうですね。インフルエンザ予防には、以下のポイントがあります。

1 体調を整える

身体の免疫機能を高めてインフルエンザウイルスに感染しないように、体調を整えましょう。そのためには日ごろのからのバランスのとれた食事と休養が大切です。食事のバランスをとるには、毎食、主食(ご飯・パン・麺など)とおかずを組み合わせます。おかずには、免疫力に関わる肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質の食材と、ビタミンやミネラル、食物繊維の豊富な野菜やきのこ、海藻類、いも類が揃うのが理想的です。

2 ウイルスに接触しない

インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と言われています。罹患した人のくしゃみや咳などの飛沫に含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むのを防ぐため、人混みに出る時のマスク着用は防御策となります。また、外出後には、手指に付着したウイルスが、口や鼻、目などから体内に入らないように、しっかりと手洗いとうがいをしましょう。

3 乾燥させない

インフルエンザウイルスは低温乾燥状態で活性化します。また、空気が乾燥しているとウイルスがほこりと共に舞い上がりやすいために、インフルエンザに感染しやすくなります。加湿器などで部屋の湿度を上げるとともに、体の中からの水分補給も大切です。通常、体の水分は、供給される量(食事や飲み物からの水分と体の中で作られる代謝水と呼ばれる水分)と排泄される量(糞尿、皮膚や呼吸などにより絶えず蒸発している水分など)のバランスが取れています。

暑い夏は、熱中症予防のためにしっかり水分を補給する必要があることはよく知られていますが、冬もまた、意識した水分の補給が必要です。冬は、飲料などからの水分補給量が減りがちなうえ、空気が乾燥しているため体の中からの水分も奪われやすくなっているからです。

水分不足の状態になると、異物の侵入を防ぐ鼻やのどの粘膜の水分量が減るため、防御機能が低下し、インフルエンザに感染しやすくなるそうです。1日に取りたい水分の目安は1~1.5リットル。体を冷やさないよう、糖分を含まない温かい飲み物でこまめに水分を補給して、インフルエンザを予防しましょう。