春はダイエットにオススメの季節

冬は、芽生えの春にむけ、エネルギーを蓄える時期のため、新陳代謝が低下し、太りやすくなると言われています。先日面談をした男性も、毎年冬には必ず太るとおっしゃっていました。

これから春に向けて、血の巡りが良くなり、冬に蓄えられたエネルギーを基に活発に動く準備が始まります。ダイエットに好都合なシーズンの到来です。

ダイエットの基本は、エネルギー収支をマイナスにすること。計算上では、1日240kcalマイナスにすると1カ月で体重1kgを減らすことができます。減量目標を決め、どのくらいの期間で痩せるのかで、1日あたりマイナスにするエネルギー量を計算します。

たとえば2カ月で3kg痩せるためには、

240kcal × 3(kg痩せたい) ÷ 2(カ月間) = 360kcal(1日あたりのマイナス)

となります。

エネルギー量をマイナスにするには、「食べているエネルギーの量を減らす」ことと、「動いて(運動して)消費するエネルギー量を増やす」ことを組み合わせます。特別なことではなく、毎日の生活で取り入れやすく、続けられることが減量効果につながるコツです。

動いて消費するエネルギー量については、「過大評価しやすい消費エネルギー量」のコラムを参考にしてください。

食事で減らすおススメの方法は、

  • お腹いっぱい食べる習慣があるなら、腹8分目でやめる(ゆっくりよく噛んで食べるだけでも、食べ過ぎ防止になります)
  • 食べる頻度の多いものをターゲットにして、食べる回数を減らす→量を減らす→食べない
  • 買い物のときは、栄養成分表示をみて、迷った時はカロリーの低いものを選ぶ

ただし、必要な栄養分まで削るのはリバウンドを招く恐れがあります。

1食のベースは、ご飯や麺、パンなどの主食、肉や魚、卵や大豆製品のたんぱく質から1品、野菜は生なら両手1杯、ゆでたものなら片手1杯になります。「あなたのからだは、食べたものでできている」のコラムもご参考にしてください。

また、1年のこの時期にしか出会えない、竹の子、たらの芽、ふきのとう、菜の花など苦味や香りの強い野菜には、老廃物を体の外に出す働きや、新陳代謝を促進する作用があります。旬の味もダイエットの味方にしましょう。