急な暑さは熱中症にご注意!

5月に入り、気温の高い日が増えてきましたね。

熱中症は、例年、5月頃から発生し始め、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があるそうです。消防庁の統計によるとゴールデンウイーク期間中に熱中症で搬送された方は全国で350人近くもいらしたようです。

消防庁による都道府県別熱中症による救急搬送人員https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/heatstroke_sokuhouti_20190429.pdf

気温が高くなると、体には、汗をかいたりすることで、体温が上がり過ぎないように調整する機能があります。しかし、体が環境に応じて体温を上手に調整できるようになるには、およそ10〜14日程度かかると言われています。

急激に気温が上がったり、下がったりする今の時期は、体が暑さに反応できないため熱中症をおこしやすいのです。

水分対策には、こまめな水分補給はもちろんですが、きちんと食事がとれているかどうかも重要です。料理に含まれている水分(汁物はもちろん、ご飯や野菜、果物にも水分は含まれています)は、およそ1リットル程度あります。食事がとれていない時は料理からの水分がそれだけとれていないことになります。

また、アルコールには利尿作用があるので、暑い時に美味しいビールはいくら飲んでも、水分補給にはならないのでご注意ください。

水分が不足しているかどうか、わかりやすい判断材料は尿の色です。日中に、起床時のような濃い色の尿が出ている時はかなりの脱水状態になっています。

運動などで多量に汗をかいている時は、水やお茶をがぶ飲みすると、余計に脱水症状をまねくことがあるため、吸収の早いスポーツドリンクなどを利用しましょう。

熱中症は油断していると命を落とす危険もあります。しっかりとした対策で、急な気候の変化から身を守りましょう。